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南リアス支部

支部長あいさつ

岩手県教職員組合南リアス支部
支部長 紀室 晃裕

 甚大な被害を出し、風景を一変させた東日本大震災から12年が経過しました。  気仙・釜石地区では、道路や防潮堤・公共施設といった大規模工事が完了し、ハード面の整備は終えることができました。しかし、予定されていた商業地や住宅地には空き地がめだち、人口は減少の一途をたどっています。
 今、子どもたちは多くのストレスにさらされており、優先的に教育相談が必要な子ども、不登校の子どもの数が増加傾向にあります。今こそ子どもの声に耳を傾け、寄り添うことが求められています。
 わたしたちはあの日に「命よりも大切なものはない」ということを強く実感しています。すべての行動の指針はそこに行き着くはずです。 学校・地域・社会全体で、子どもたちの「生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利」を保障する取り組みを継続・深化していくことが必要です。
 今こそ組合員が一丸となり、子どもたちにとって学校にとって本当に必要なものは何かといった議論のもとに、活動を進めていきましょう。子どもたちのために、そしてわたしたち教職員の命と健康を守るためにも、ともにがんばりましょう!

支部PR

南リアス支部紹介

 2017年に、気仙支部(大船渡市・陸前高田市・住田町)と釜石支部(釜石市・大槌町)が統合し、新たに「南リアス支部」としてスタートしました。
 支部内には、小・中学校と義務教育学校を合わせて45の分会があり、組合員のみなさんと日々楽しく活動しています。 組合員のみなさんは、沿岸特有の温暖な気候の中、おいしい海の幸と山の幸を堪能しながら、元気にがんばっています。三陸縦貫道や三陸鉄道リアス線の開通により、交通事情も大きく変化しました。広域支部になりましたが、車での旧支部間の移動は意外なほど近く感じます
 震災の影響で、高台に新校舎が建設されたり、復興工事で通勤路がいつの間にか変更されていたりと日々めまぐるしく風景が変わっていきます。
 それでも組合員のみなさんは、沿岸特有の温暖な気候の中、おいしい海の幸と山の幸を堪能しながら、元気にがんばっています。三陸縦貫道や三陸鉄道リアス線の開通により、交通事情も大きく変化しました。そのおかげで、広域支部になりましたが、車での旧支部間の移動は意外なほど近く感じます。
 内陸のみなさん、こちらは雪かきするのは年に1回くらいですよ!異動の希望はぜひ南リアス支部!お待ちしています。

気仙教育会館

釜石教育会館

活動の様子

支部歓迎会

4月は新しい出会いの時、支部大歓迎会で楽しく交流します。
(写真は2019年度のものです。)

気仙会場

釜石会場

支部通常大会

 5月に行われる南リアス支部通常大会で、一年間の活動方針が決定されます。
 全ての分会で、働きやすい職場づくり・助け合い支え合う仲間づくりのために、平和憲法と民主教育を守るために、何をすべきかといったことが確認されます。

支部教研

 6月から9月にかけて「支部教育研究集会」が行われます。日頃の教育実践を持ち寄り、みんなで交流や議論をします。決して堅苦しいものではなく、和気あいあいと楽しみながら学習しています。

生活指導(気仙会場)

リモートでの共同研究者参加

生活指導(釜石会場)

社会科・地域と教育 合同分科会 (気仙会場)

学校保健 気仙釜石合同(三陸公民館)

発達保障と障がい児教育(気仙会場)

折り染め & わたあめ 作り

発達保障と障がい児教育(釜石会場)

他にも「日本語」「算数数学」「音楽」の分科会も開催しました。

職場づくり 学級づくり

 健康で元気に働ける学校職場をつくるために、笑顔あふれる自治的な学級をつくるために、様々な学習会をしています。

気仙会場

学級びらき学習会

 新年度がスタートしてすぐに、気仙・釜石教育会館にて「学級びらきNIGHT」を行いました。岩手県内すべての支部をリモートで繋いでの学習会。参加した方からは、「教えてもらった活動をやってみます」「学級びらきに自信をもって臨めそうです」という感想をいただきました。

臨採者学習会

 青青年部および組織部主催の「臨採者学習会」を開催し、採用試験突破へのお手伝いもしています。
気仙・釜石の2会場で、主に論作文と面接の対策を学んでいます。

楽しい活動

 青年部を中心に、学習会・レク・交流会も行っています。
 実践を討議したり、悩みを相談したり、遊んだりと楽しく活動しています。  みなさんもぜひ遊びにきてください。

働く者のいのちと健康を守る取組み

 1983年、釜石市立平田小学校教諭の菊池明徳さんが「仕事にいささか疲れた」とのメモを残し自ら命を絶ちました。その後、明徳さんは道徳の授業研究方法を巡って、平田方式と自己の教育信念との葛藤に悩んでいたことが明らかになりました。
「これは公務災害だ」と考え、釜石支部では原告である明徳さんの妻菊池有美子さんと共に公務災害認定闘争、そして続く公務災害認定裁判闘争を闘ってきました。そして、2001年歴史に残る盛岡地裁での「公務上」という勝利判決を勝ち取りました。
 ところが2002年仙台高裁での不当判決、2003年最高裁の上告棄却により、無念にも裁判は終結してしまいました。
 裁判は終結しましたが、この運動をとおして私達は、集まり話し合うことによって心が繋がり、安心して働きつづけられる職場づくりを進めることができることを学びました。
 南リアス支部ではこれからも、菊池事案を風化させることなく、働く者の命と健康を守る運動を積み重ねていきます。

「公務上」一審勝訴の日

判決報告集会

働く者の健康を考える集い(1)

働く者の健康を考える集い(2)

 2020年2月23日には、岩教組本部と各支部教育会館をリモートで繋いで「菊池事案 公務外認定処分取り消し請求事件 盛岡地裁勝利判決20周年の集い」が開催されました。県内だけでなく全国のなかまたちと繋がりながら、この事案を風化させないように誓いあいました。

当時の報告集会の映像を共有

リモートで繋がる全国のなかまたち

支部情報

南リアス支部

TEL:0192-26-4101 FAX:0192-26-4102
E-Mail:kesen★jtu-iwate.or.jp
(★を@に変更して送信下さい)

釜石分室

TEL:0193-22-1610 FAX:0193-22-1618

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